聖なる強化書

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カテゴリ:読書術 > 孫子


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どうも。1000回以上孫子を繰り返し読んでいる聖ちゃんでっせ。

 

私は基本的に

・10回以上読むことでその本を真に「理解」でき

・100回以上読むことでその本の内容を「体得」し「体現」できるようになり始め

・1000回以上読むことでシン化(神化・進化・真化・新化・深化)のステージに至る

 

と信じており、日々淡々と読書道(最近は「読禅」と呼ぶようになった)を歩んでおるのですが、

今日は私のこの読書道の取り組み方について解説してみる

 

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「年間課題図書」はもうやめた。10回程度しか繰り返せないから。

以前記事にしましたけど、私は「年間課題図書」をいうものを年末年始に設定し、
その年は月に一回はその課題図書を読み、
年間で最低でも12回は繰り返し読むというチャレンジを己に課していました。

 

・2014年は「影響力の武器」

・2015年は「ユダヤ人大富豪の教え3」

・2016年は「経営者の条件」

 

を課題図書として取り組んでいました。

10回繰り返せば深く理解できる

年に最低でも12回は同じ本と向き合い、繰り返すことは実際、
とても効果がありました。


まず、一回読んだだけでは読み飛ばしていたこと、記憶から飛んでいた箇所、新たな気づきや発見などがあるものです。

 

というのは、人間には自我や主観があるから、
物事を「ありのまま」ではなく「見たいように見る」もんなんですよ。


でも時間をおいて、その間に得た気づきや経験分だけ賢くなっているから、

その状態で同じ本を読むことで、以前よりも深く気付けるのです。

そんなサイクルを10回以上繰り返せば、本当の意味で「理」に至れる。

 

「理解」の向こう側「体得」「シン化」まで行ってこその読書道

でも、「経営者の条件」を課題図書として読んでいるとき(つまり去年)に、


「一年ごとに次はこの本!と変更することって、確かにその本を深く理解はできるけど、でもその先の体得やシン化まで行かないよなぁ

「それを何年も繰り返すことに意味はあるのか?それよりも、孫子以外で100回1000回繰り返し読む本を見つけた方がいいんじゃないのか?」


と思うようになり、

2017年は勉強テーマを「戦略」と設定はしましたが、
課題図書は結局決定しないまま今に至っています。

 

私が現在100回繰り返し読むチャレンジ中の本

現在私は
 

・マーフィーの「眠りながら巨富を得る」を一日1章ずつ、全19章の本を繰り返し読む

・中村天風の「成功の実現」を第6章を除いて2章ずつ読む

・同じく中村天風の「盛大な人生」全6章を1章ずつ読む


チャレンジをしています。
 


朝の読書

まず私は朝起きたら瞑想を15分前後行います。

そのあと、トイレをし、顔を洗い、上にあげたマーフィーの「眠りながら巨富を得る」を1章だけ読みます。

一章だけなので10分かからないですね。

 

夜、中村天風の読書法

そして夜、ご飯を食べて皿洗いが終わったあとか、寝る前に中村天風の本を読みます。

「成功の実現」と「盛大な人生」をローテーションするスタイルをとってます。

 

「成功の実現」は全部で10章ありますが、第6章を除けば一つ一つの章は短いので2章ずつ読みます

で、第6章だけは1章だけ読むと。

なので一冊まるまる読み終えるのは5.5日かかる計算ですが、キリが悪いのでそのまま2周目に入ります。

5.5×2=11日で「成功の実現」を2回通読します。

 

ちなみに、1章から順に10章まで読むというスタイルではなく、

「その日読みたいと思った2章」を直感的にチョイスするスタイルです。

 

で、成功の実現を2回読み終えたら、次は「盛大な人生」を3回読みます。

これは「成功の実現」よりも遅れて買ったので進捗が遅れているから、追いつくまでは2回ではなく3回繰り返し読むための特別処置です。

 

「盛大な人生」は全部で6章、

分量も「成功の実現」よりわずかに多く、内容も高度なので1章ずつじっくり読みます

 

現在の進捗状況

・「眠りながら巨富を得る」:57回繰り返し読んだ

・「成功の実現」:14回繰り返し読んだ

・「盛大な人生」:4回繰り返し読んだ

 

という感じ。

やっぱり10回前後繰り返し読むと、頭の中で色々なことが繋がって深く理解できてきますし、

本の難易度にもよりますが、50〜80回繰り返せば、自然に一字一句暗記するような状態になるので

もはやその本を読むことは「読書」ではなく「読禅」となるんですね。

 

本と向き合う段階から、本と同時に自分と向き合うステージに行くことで、「体得」「シン化」というステージへ上がれる。
 

てか単純にそんだけ繰り返せば、
夢の中にも本のことが出てくるようになる(=潜在意識に刻み込まれた証拠)わけだし、
自然に何かを実践するようになりますからね。

 

実際に私が感じた変化、得た効果

あなたが一番聞きたいのは、

「で、効果あんの?」

ってことでしょう。

 

で、結論から言えば効果はあります。
 

例えば中村天風の本を繰り返し読むことで、

本に書いてある「クンバハカ」「観念要素の更改」などの方法論を
自然に実践するようになりましたし、

しかもただ実践するだけではなく自分の中で反省したり基準を上げたりして
PDCAのサイクルを日々回しまくってますからね。

 

別に意識してやってるわけではなく、あくまで自然にやってるというのがポイント。

繰り返すことで潜在意識に入っているから、自然にやってるわけです。 

 

おかげで毎日、日毎にポジティブに、エネルギッシュに、頭の中がクリアになっているのを実感します。

これを数ヶ月・数年続ければすごいことになっているだろうなぁと思う。

 

つまり「成功の実現」「盛大な人生」を100回読むには550日+600日=1150日かかるので、

まぁ3年以上かかりますよね。

少なくても読んでいる間は天風哲学を実践し続けているでしょうし、

3年でどこまですごいことになっているか、今から楽しみです。 

 

まとめ:100回繰り返す覚悟はおあり?

なんとなく勉強した気分を味わいたいとか、きちんと理解できれば満足とか、そういう段階ではなく

「自分を変えたい」

「人生を変えたい」

と本気で願うのなら、「これだ!」という本を100回繰り返し読む覚悟を決めてみては如何でしょう?

 

そんだけ繰り返し読めば、潜在意識に本の内容が刻み込まれて自然に何か行動するようになってますからね。

結果の原因は、行動。

行動のタネを植えることで、成功の果実は実るのです。

 

100回読むのはしんどいかもしれませんが、真剣にやるのなら、効果は保証しますよ。

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どうも。孫子(岩波文庫)を1000回以上繰り返し読んでいる聖ちゃんですよ。


執筆時点で1117回読んでいるのですが、

たまに

「1000回も読まなきゃ理解できないんすかぁ?(笑)」


なーんてアホなマウンティングしてくるカスがいるので、記事にて反論します。

 

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「同じ本を何度も読む意味がない」と思うのは、楽な本しか読んでない証拠

「俺は何度も本を読まなくても理解できるくらい、頭がいいんだぜ」


とマウンティングしたいのでしょうが、

もし本気でそう思っているのなら、
あなたは単に「(あなたにとって)楽な本」ばかり読んできただけです。

 

人間の持てる知識量から考えれば、
知らない分野、難しい本、未知の存在など、それこそ無限にあります。


つまり自分の「安心領域」に安住しているだけで、
一歩外に出ればいくらでも冒険や挑戦の対象があるのですよ。

 

歴史や文学の本ばかり読んできたのなら、科学やアートの本を読んでみるとかさ。

あと、「サルでもわかる◯◯」みたいな入門書ばかりではなく、ガッツリ本格的な古典や論文にあたってみるとかね。

 

そんな感じでそろそろ一歩、外に出てみませんか??

 

私が繰り返し読む本を選ぶ基準は「客観的にいい本であること」かつ「主観的にピンときた本」


001
 

私が何度も繰り返し読む本はまず、何をさておいても「自分が読んでいてピンときた本」です。


それはつまり、
手に取っているだけでエネルギーや著者の熱がガンガン流れ込んでくる本であり、

ページをめくる手が止まらないような本です。

例えば中村天風さんの本はそんな感じ。


 

そして尚且つ、客観的にもクオリティの高い本であることも大事。

確かに一回読んでしまえば十分な本はあります。というか多いですよ。

 

でも、密度や完成度の高い本なら、スルメのように何度でも味わえます

名著や古典とされる本が、長年の時の試練を耐えて今もなお読まれ続けているのは、
つまりはそういう理由ですよ。
 

「孫子」「君主論」「風姿花伝」などは、分量こそ少ないですが情報密度は凄いですからね。


まとめるなら「自分がピンとくる、クオリティの高い本」をこそ繰り返し読んで、
徹底的にマスターしようと思うのです。私は。

 

トレーニングは「一回やっておしまい」ではなく「何度でもやる」もの

というか一番反論したいのはね。

アンタは例えば腕を鍛えたい!と願ったとして、

ダンベルカールを一日だけガンガンやっただけで

「強くなれた」「もうやる必要はない」と本気で思えるんですか?(いや、そんなわけねーだろ!!)

ってことよ。

 

トレーニングってのは何度も何度もやり続け、生活の一部になるからこそ、トレーニング足り得るのです。

私が瞑想や筋トレを習慣にしているからこそ、心が落ち着き、筋肉もついたようにね。

 

読書道の最大の敵は「わかった」という思い込み

読書も同じで、「もうわかった」と思い込んで歩みを止めたらそこで進歩は終わりますよ。

一回読んだ本を、時間をおいてまた繰り返し読むことで新たな気づきや発見があるもんじゃないですか。

 

人間には主観や自我があるから、物事をあるがままそのままで捉えられず「見たいように見る」ことしかできないものですし、記憶もいい加減なものですからね。


だから私は「本当に理解しようと思うなら、10回繰り返してようやくスタート」だと思ってますし。

 

まとめ:繰り返し本を読むことで己を磨く道を歩み続けよう

私が「必殺書」と読んでいる本、つまり一般的に「座右の書」と呼ばれる本であり、

今日の文脈でいうところの
「自分がピンとくる、客観的にもクオリティの高い本」
を何十回何百回何千回も繰り返し読むことは、つまりトレーニングなのですよ。

 

孫子なら「孫子の筋肉」が鍛えられるし、「影響力の武器」なら「影響力の武器の筋肉」が鍛えられるってことね。

 

それをどれだけ鍛えるか?

アマチュアチャンピオンレベルでいいのか?

プロレベルか?

世界王者レベルを目指すか?

で何回繰り返すか、どれだけ心を込めるかが変わってくるのです。

 

「世界王者」「神の領域」を目指すのなら、1000回単位で繰り返し読むべきだと思うし。

「千回=仙界(神の領域)」と思い、私は孫子を1000回読み、

今尚読み続け、前人未到の領域まで行こうと今尚トレーニングしつづけているのだ!

 

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どうも!孫子(岩波文庫)を1万回繰り返し読むチャレンジを継続中の聖ちゃんです。

現在は1087回繰り返し読んでいて、一日一回キチンと読むペースは相変わらずなのです。

 

おかげさまで(?)孫子関連の記事は、

アクセス数はそれほどでもないけど、コメントや質問が多いので、

なんというか「濃い読者」に喜ばれる記事に仕上がっているようですな。

 

でね。

「孫子を1000回以上読んで、「理」を掴んだというのなら、ぜひ孫子について解説してください」

という、挑戦とも受け取れるようなリクエストを頂くことがあるのですが、

今日はこのことについてハッキリ言っておきたい。

 

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今更私が語るまでもなく、すでに語り尽くされてる

孫子は2500年以上も読み継がれ、洋の東西を問わず今でもバイブルとして扱われる名著中の名著。

当然、学者、経営者、成功者、様々な知識人やエグゼクティブが解説本や超訳本、入門書を出してらっしゃいます。

 

ハッキリ言って、孫子を読んだ回数に限って言えば、私は人類至上最多なので、

彼らと並んでも恥ずかしくないくらいの内容は語れる自信はあるのですが、それでもね。

大多数の読者からすれば二番煎じにしかならないと思う。

 

だったらやる意味ねーな、って感じ。

私の人生訓の一つは「違うことは、尊い」なのでね。

 

本屋さんに行けば解説本や入門書は沢山あるよ

なので「解説してよ」というリクエストに対してはこう答えます。
 

「本屋さんに行ってピンとくる本を適当にパラパラ読んだ方が早いよ」
 

「ていうか、短い本なんだから孫子そのものを読めよ」


とね。

 

「魚」よりも「魚の釣り方」を与えたいのだ

まぁこんだけ突き放しても、

「他の人間の話なんかどうでもいいっす!俺は・私は、聖ちゃんの語る孫子の話が聴きたいんすよ!!」

ていうありがたい信者読者もいるでしょう。

 

だけどね。それは、お腹の減っている人に「魚」をあげる行為ではあるけど、

しばらくするとまたお腹が減ってくるから意味ないでしょ?

 

それよりもね。多少は時間や手間がかかっても「魚の釣り方」を教えてあげた方が、
永遠に飢えからは解放される訳でね。

 

同じ本を淡々と繰り返し読むことの魔力を伝えていきたい

だから私は、孫子の内容について語るよりも

 

・なぜ同じ本(孫子)を100回1000回1万回繰り返そうと思ったか?

・同じ本を繰り返し読む修行のコツや注意点

・淡々とやり続けることで得られる効果

 

なんかを語っていきたい。
 

そしてそれを私のように実践し続けたのなら、

あなたも私と同じく「理」に至って、
もはや人から「魚」を与えられるまでもなく自分で「魚」をいつでも釣って飢えから永遠に解放されるようになるのです。

 

この道は、ハッキリ言ってやり続ける人は少ないと思う。
 

・本を速く読む

・本を沢山読む
 

事ばかりをありがたがる人たちばかりだから、
一冊の本を徹底的に繰り返すなんていう地味でじれったい修行を
わざわざする人は少ないでしょうしね。

 

でも、裏を返せば、100回でも1000回でも、
繰り返し本を読んだ時にはあなたはその本に関して言えば、人類至上最強の存在になっているのです。

 

日本屈指の進学校・灘高の伝説の国語教師は一冊の本のみを教材にし続けた

日本でトップクラスの進学校である灘高にはかつて、伝説的な国語教師がいらっしゃいました。

橋本武さん(享年101歳)は、小説「銀の匙」たった1冊を、3年かけてじっくり読むスローリーディングで生徒たちに国語を教えておられたのです。 


「そんなかったるい授業が何になるの?」
と思うなかれ。
 

生徒たちの中には、遠藤周作さんをはじめとして、
東大総長、最高裁事務総長、神奈川県知事をはじめ、錚々たる面子を輩出しており、

 

・初代生徒は東大現役合格者が15名。

・2代目生徒は京大合格者が日本一。

・3代目生徒は東大合格者が日本一。

 

つまり彼の教え子の大多数が「国語が大好き」になり、

なおかつ教育的効果として東大京大の合格率を激増させたのです。

 

何年も、何回も、同じ本に向き合い続けることには偉大な力がある

分かりますかね?

一冊の本に、何年も、何百回、何千回も繰り返し学び、一文一文をじっくり味わうことは、

それはそれは凄まじい効果があるってことです。

 

一冊の本をさらっと読んで「面白かった」「つまらなかった」「役に立った」で簡単に済ませているだけでは絶対にたどり着けない「何か」があるのです。

 

あなただけの「必殺書」を持て。それを何千回何万回も読め。さすればあなたは神に至る

別に孫子でなくても、「銀の匙」でなくても、
あなたが「これだ!」という本でいいですよ。
 

その本をとにかく徹底的に何百回何千回何万回も繰り返し読み、
何年何十年とかけて読めば、それはそれは凄まじいことになっていることは間違いありません。

 

私はその偉大な道を、孫子とともに歩んでいる。

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どうも!孫子(岩波文庫)を1075回繰り返し読んだ、グータラ求道ブロガー・聖ちゃんですよ。


私は最近つくづく思うのだけど、
本って結局、呼び水に過ぎないのです。
 

つまり、知識とか、ヒントとか、答えとか、
そういったものを「自分の外」に求めて本を手に取るもんじゃないですか。普通は。

 

だけど、シンの答えは全て「自分の中」にあるもので、

つまり「自分の中」の無限のリソースを汲み出すための呼び水として有効なのが本であると、

同じ本を1000回以上繰り返して気づいたのです。

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本の知識や情報は、どんなに完成度や密度が高くても「死んだ情報」

本の素晴らしさというものは、本を読む人にすれば今更説明するまでもないことです。

 

失敗や挫折、挑戦、そういった経験を経て、

著者が人生の大半をかけて得た気づきを、

著者と編集者が二人三脚でウンウン頭をひねりながら書籍の形にまとめたのが本です。

 

その貴重な情報を仕入れるのにかかった苦労や期間、

そして文章を書いてまとめる心身の苦労を考えれば、

たかだか1000〜2000円を惜しむのは野暮というもの。

 

日本刀が砂鉄を焼き、叩き、折り曲げ、研ぎ澄ますことで無類の刃となるように、

何もしなければ誰にも伝えられることのない個人の気づきや体験を
書き、まとめ、練り上げることで

無類の署へと昇華されて世に出ることの尊さ。
 

その英知が本屋や図書館、Amazonで簡単にアクセスできるのだから、
今の世の中は「知識・知恵の民主化」が実現しているといえるでしょう。

 

ですが、問題は、その本を書いた人間以外の人、つまり我々読者にとっては、

その本がどんなに素晴らしくても、
どれだけ情報密度が濃くっても、
どれほど完成度がずば抜けていても、

「死んだ情報」なんです。本というのは。

 

「生きた情報」はどこまでも刹那的・局所的・属人的・限定的

「死んだ情報」というのは、食べ物で言えば缶詰とか冷凍食品みたいなものです。
保存がきいて流通に便利だけど、「最も美味しい状態」ではないのです。
 

最も美味しい状態、つまり「生きた情報」をそのまま得ようと思ったら、

語る本人から、その時その場でその状況に応じた本音を聞き出さなければなりません。
それこそが「生きた情報」なのですから。

食べ物で言えば、釣り上げたばかりのイカやウニをその場で捌いたものが
「生きた情報」というわけです。
 

私はまだ食べたことがありませんが、
捌きたてのイカやウニは異次元レベルで美味いそうですね。

 
 

しかしえてして「生きた情報」というのは

その瞬間、その場所、その状況、
何より語るその人にとってのみ有用でしかありません。

 

例えば恋愛のノウハウを頼りに恋愛をする人が、だいたい恋愛に上手くいかないのは、

ノウハウという「死んだ情報」を有り難がって、
目の前にある「生きた情報」を捉え、活かすことができないから。
 

相手が今何を感じているか?
それに対して自分は何を言えばいいのか?
その結果、お互いの気持ちにどう変化が起こるか?

 

こんなことは世界中どこを探しても、
似た情報はあってもピッタリくる情報などないですし、
後でマニュアルに書き起こしても意味はないですよね。

生きた情報というのは、保存がきかないし、流通もしていないのだから。

 

パッケージ化された「死んだ情報」を、「生きた情報」へ最適化する

つまり、本の情報は全て過去のものであり、
死んだものであるためにパッケージとなって流通できているのです。
 

だけど、冷凍食品をそのまま食べてもあんまり美味しくないように、
パッケージ化された情報は最適化されてこそ、自分の中で「生きた情報」となり、血肉と化すのです。

そうならない限りは、本の情報は頭の肥やしにしかならないわけ。

 

内なる巨神を目覚めさせる呼び水が本

で、あなたが聞きたいのは

「じゃあどうすれば本の教えを自分の血肉と化して己を成長・向上させられるか?」

ということでしょう。

 

結論を一言でまとめるなら

「身体を通す」

ことで、死んだ情報に血と命が通って、生きた情報となります。

 

脳細胞を通すこと、つまりは考えることで、自分の思想体系に有機的に組み込まれ

身体細胞を通すこと、つまりは実行することで、失敗などの体験から「動ける体」にチューニングされていくということ。

 

そうやって「生きた情報」を呼び水にすることで、
自分の内に眠る「巨神」を目覚めさせることこそが、読書なのだと私は気づいたので、
今日の記事を書いているのだ!!

 

思考力を刺激する本

本には、思考力・行動力・想像力、それぞれに適応する本があると考えます。

思考力を刺激する本とは、言い換えるなら「問いを与える本」ですね。

 

人間の思考は「問い」によって刺激されます。 

かつて話題になったサンデル教授の「正義」の本はまさに「問いを与える本」の典型。


「最大多数、個人の自由、共同体の美徳、この3つの軸のバランスから正義を考えよう」
というのが本全体のメッセージなのですが、

普段「答え」ばかり求める人からすれば「で?」と言いたくなる本ですが、

あの本は答えを示しているのでなく、
問いを投げかけているわけですからさもありなん。

 

受け身で本を読んでいると思考力がどんどん衰える

ショウペンハウエルが「読書について」で語るように、
読書とは、自分の代わりに著者に思考してもらう行為です。


つまり、著者の思考を自分に押し付けているわけなので、
ただ素直に読んでいると「自分で考える」という習慣や力がどんどんなくなっていくのです。

 

だからこそ、本を読む時間以外にも、
自分の頭で考える時間を持つ必要があるし、
私のようにブログで発信するのもいいし、
「問い」によって自分の頭に刺激を与える必要もあるのです。

 

外にあるのは「各論」のみ。「総論」は頭の中にしか存在しない。

答えを外に求めるばかりではなぜいけないか?というと、

どんなに優れた意見でも、所詮は無責任な他人事だからです。

 

そりゃあそうです。

他人は自分に口を出しても責任は取りません。

まして本の著者が、一読者の人生に責任など負えるわけがない。

 

ある人は「若い内から貯金なんかするな!どんどん自己投資せよ」と言い、

別の人は「早い頃から貯金をし続けることで、金のガチョウを育てましょう」と言う。

 

若い読者は思うのです。

「じゃあどうしたらいい?!」

と。

 

つまり、他人の意見や情報は「各論」でしかない。

人生や世界についての「総論」は自分の頭にしかない。だから自分で考え、決めなければならない。


そのために普段から、「各論」を仕入れ、

血と命を吹き込んで己の血肉として思想体系に有機的に組み込んでおけば、

頭の中にある「総論」のクオリティが上がっているのです。


その「総論」のクオリティが、あなたの、そしてあなたの仕事や人間関係や人生の、あらゆるクオリティとなるのです。
 

行動力を促す本

自己啓発書、ノウハウ本、ビジネス書の大多数がこれにあたります。

要は

「◯◯しましょう!」「私はこう思います!」

と、わかりやすく「答え」を提示している本であり、

だからこそスラスラ読めるのでベストセラーになりやすい類の本です。

 

こういった書籍は、
自分の行動に繋がる限りにおいて「いい本」であり「役に立つ本」であって、

どんなに具体的でデータや事例が豊富でも、

行動につながらないのなら、読む意味の薄い本なのです。

 

想像力を煥発する本

物語、自伝、歴史、写真集、漫画などは想像力を煥発します。

基本的に読んでいてワクワク・ドキドキするもの全般ですね。


おそらくですけど、こういったものは、

文章や写真を通じて自分を見せてくれる「鏡」となっているからでしょう。

 

だいぶ昔に記事にしたけど、
私は「◯◯力」と色々ある中で、最も重要な「力」は想像力と思っています。

その結論は変わっておらず、むしろ強固になっているくらい。

 

何故かといえば、天地宇宙、生物や鉱物などの天然物を除けば、

全て人間の頭の中から生み出されたものであり、
その設計図は想像力によって形成されるから。


いわば想像力とは「神の力の分派分量」とも言える偉大な力なのです。

 

そして想像力は、
ハッキリとした、イキイキしたイメージであるほど形成力を持つのは
色々な自己啓発書で語られる通りです。
 

想像力を鍛え磨き、
使いこなせれば、
まさに魔力のように人生に奇跡をもたらし続けられる。

 

だから人は、ワクワクすることをや非日常を人生に追い求めるし、
冒険や挑戦をやめようとはしないのです。
 

そして、誰もが、
何歳であっても、夢見ることをやめてはいけないのです。

想像力が死に衰えて、心の中の魔力が消えてしまうのだから。

 

「理」に至るには、愛と情熱が王道

武道であれ、スポーツであれ、料理であれ、仕事であれ、学問であれ、
何事にも「理(ことわり)」があります。
 

「理」には知恵や気づき、発想、インスピレーション、啓示、勘などのが無限に眠っています。

「理」に至った人は、いつでもその無限のリソースにアクセスできるのです。
だから他の人とは違う結果が出せるわけ。

 

この「理」に至るには、努力すればいいのか?勉強すればいいのか?
というと、
確かに必要だけど、それらは二義的であって、

一番大切なのは「愛と情熱だよ」と答えます。

 

イヤイヤ取り組むか、淡々と行うか、嬉々として向き合うか?

物事の取り組み方には

 

・イヤイヤ取り組む「レイバー」的スタイル

・淡々と行う「ワーカー」的スタイル

・嬉々として行う「プレイヤー」的スタイル

 

の3種類があります。

 

で、いくらハードに努力や勉強を重ねようとも、

その対象が嫌いで、イヤイヤ取り組んでいる場合は、「理」には至らないと私は思います。

少なくとも淡々と取り組み、だんだん嬉々として取り組むことで、やがて「理」に至るものです。

 

つまり、その対象に対する愛と情熱が「理」を自分を結合するってわけ。

言い換えるなら「心を込めて行え」ということ!!

 

まとめ:心を込めて何回も繰り返し本を読むことで「理」に至る

長々記事を書いてしまいましたが、結局言いたいのは、

同じ本を何回も、心を込めて読むことで、その本の「理」に至り、

その「理」が呼び水となって、自分の中に眠る巨神が目覚めるのです。

 

だから私は1000回超えてなお孫子を読み続けるし、
今は1万回繰り返し読むことを目標にしています。


まぁいきなり千回とか1万回とか言われても「ウゲゲ」って感じでしょう。

なのでとりあえずは、「これだ!」と思った本は10回、繰り返し読んでみてはいかがでしょう?

繰り返すたびに気づきや発見があるものだし、それこそが自分に対する呼び水となるのですから。

 

ではね。

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どうも!「孫子(岩波文庫)を1000回繰り返して読む」という目標を先日達成したグータラ求道ブロガー・聖ちゃんです。

前回の記事にて、1000回読んだ感動と感想を書いたのですが、

後進の方々のためのアドバイスになるような記事も書こうと思い立ちました。

よければ参考にしてね。


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同じ本を1000回読むとこんな効果があるよ

・心が意識的に静められる

・集中力が高まる

・意志力が強化される

・生命力がアップする


ざっとこんな感じですね。

心が意識的に静められる

何回か繰り返し読んでいくうちに、お経を唱えているような感じになってきました。
般若心経を丸暗記している人が、頭の中でリピートする感じ、ですかね。

もっと卑近な例で言えば、好きな曲とか、見慣れたCMとか、そういったものに近い感じ。

そうして頭の中でリピートすると、まるでおまじないのように心が落ち着いてきますね。
ちなみに私は何百回目かくらいで、孫子の内容が夢にまで出てくるようになりました(笑)
ここまでくるともう、潜在意識にバッチリ定着している証拠でしょう。

集中力アップ

読む際に、さっき言った「頭の中の声」と眼の動きをリンクさせ、五感と体内の内的感覚を研ぎ澄ませるうちに集中力が上がってきます。
というか、自分の中の「集中モード」に入りやすくなるというか、スイッチが自在に押せるようになってきます。

私の場合は、瞑想でもそうなんですが、呼吸とか鼓動とか、そういう内的感覚に意識を向けると集中モードに入りやすいです。
そういうことがわかってくるんですね。

意志力の強化

この習慣をつける内に、
月に1回、年に12回繰り返す年間課題図書をやろう!
アブローラーを極めよう!
というように、意志力がとにかくアップしました。

もちろん、何でもかんでも断行できるわけではないですが、超ナマケモノな私からすれば格段な進歩です。

生命力アップ


言うかどうか悩んだのですが、思い切ってカミングアウトします。
いわゆる「気(氣)」ってありますよね。
まぁ「オーラ」でも「エーテル」でも「レイキ」でも、呼び方は何であれ、そういったものへの感度は確実にアップします。

「病は気から」と言いますが、私が風邪を引いた時、孫子を読んでいる間は不思議と肋骨が痛まず、頭がクリアになり、読み終わったらまた肋骨が痛み、頭がぼんやりするっていう体験をしました。
気の持ちようで、かくも生命力とは変わるものかと気づきましたね。

同じ本を何回も、それも毎回初めて読むような新鮮な気持ちで取り組むよう努めることは、ものすごく良い気のトレーニングになります。それは身を以て証明できますね。
 

どんな風に孫子を読んだか?

私がどんな風に孫子を1000回繰り返し読んできたか、その変遷(ヒストリー)を述べてみます。


読むペース

これは一日に一回、全部で13篇を読む、というペースで行ってます。

一日に2回3回やろう!と思うこともなくはないのですが、時間の都合上
「無理なペースは続かないだろうなぁ」と思い、無理なく継続できるペースを維持しました。


ちなみに最初の方は、「一日2篇ずつ、約1週間で全13篇を通読する」という超ヌルいペースからスタートしました。

ですが習慣として定着するに従い、2篇だけでは物足りなくなって、

4篇ずつ→6篇ずつ→全篇と、数ヶ月のうちにパワーアップしましたね。


習慣定着のコツ

習慣の定着のコツは、上記のように

「とっても小さい一歩を、すぐに行動に移す」

「仮に40度の熱が出たとしても、無理なく毎日継続できるペースで断行する」

です。
 

また、

「12時になったら、孫子を読む」

「朝起きたら、孫子を読む」

というように、自分の中で習慣のリズムを作っておくと、より定着しやすいですね。


読み方の変遷

これは結構変わっています。

孫子は


・原文(漢語)

・読み下し文(いわゆる古文で出てくるような文章)

・現代語訳


の3部構成で綴られているのですが、最初の200回は、現代語訳のみを読んでいました。200ページもない薄い本ですが、その中でも現代語訳だけを抽出した場合、7〜80ページ程度にしかならない文章になりますよね。

「これなら毎日無理なく継続できるわ!!」

って感じです。

これが荘子とか韓非子みたいに何冊もある本だったら大変です。


で、200回目くらいから、「読み下し文+現代語訳」を一日13篇全て読むようになりました。

だいたい400回目くらいまでかな。これを続けていたのは。最初の頃は時間が倍はかかるようになったので結構きつかったのですが、慣れればなんてことはなかったですね。

そして程なくして読み下し文のみを読むようになりました。時短トレーニングですね(笑)

というか、80回繰り返した時点で一字一句丸暗記してましたし、読み下し文や原語を見ても頭の中に自動的に内容が浮かぶようになっていたので、

「別にもう、現代語訳いらなくね?」と思い、現代語訳読みの習慣は削りました。


で、500回目くらいから、650回目くらいまで、読み下し文を音読していました。

音読って地味だけどやっぱり、脳トレの代表格なところもあるので、素晴らしいね。

声に出して読むことで、頭の中で追唱される言葉がより強化されました。

要は、脳への定着率が上がるということです。あぁ、最初のうちにやっておけばよかった。。。


で、650回目くらいから現在に至るまで、また読み下し文のみの黙読スタイルに戻っています。


読むスピードは確実に早くなる

同じ本を繰り返して読むわけですから、スピードは格段に上がります。

現在では13篇の読み下し文を20分程度で読み終えてますが、やり始めた当初は一日2篇を10〜15分かけて読むというチンタラペースでしたし。

ちなみに私は速読できますが、この行に関しては速読スキルは完全に封印しています。

つまり、純粋な読む速さそのものが確実にアップしているのです。


まとめ:効果が欲しければ効果を求めるな

曹洞宗の道元上人の有名な言葉に「只管打坐」があります。

「坐禅でこんな効果を得ようとか、何の意味があって座るの?とか、そんなことは考えず、

と に か く 座 れ !!」

という意味ですが、私も同じことを言いたい。


同じ本を何十回何百回何千回と繰り返し読むのはとても地味で時間のかかる行です。

なので、効果とか、意味とか、そういう二義的なものを追い求めるスケベ根性が強いと絶対続かないです。

読むことそのものが目的というか、呼吸と同レベルの習慣というか、そんな域に至らないと正直難しい。


なのでまずは、私がやったように、一日に1章か2章ずつくらいからでも読み始めるところからスタートしませんか?

そこから段々レベルアップしていきますからね。



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